diL’s diary

素数大富豪やたまに数学についてのあれこれを書きます。

KKQQTTJJ超多枚・多枚素数

はじめに

こんにちは、もしくはこんばんは、もしかしたらおはようございます、diLです*1。この記事は素数大富豪 Advent Calendar 2023の6日目の記事となります。昨日は3TKさんの2023年の素数大富豪イベントまとめでした。来年も素数大富豪イベントを充実させていきたいですねー

この記事では、自分が今年調べた末尾がKKQQTTJJになっている超多枚数・多枚数をまとめてみました*2

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この一年で出た超多枚数に関する記事はあまりなく、

くらいでした*3。一番の使い手であるmickeyさんの記事も今後出るようですが、来年はどうなるのでしょうか。

2枚重ねCD型*4

早速素数を見ていきましょう。以下の数字列はそれぞれの数字を2回反復して最後にKKQQTTJJをつけると素数になるものたちです。

98764321

9876541,9876532,9754321

987643,987421

98764,98652,98643,98542,76521

9741,9654,8752,8632,8631,7654,7431,6321

964,952,832,543,531

93

(例)987643→998877664433KKQQTTJJが素数

  • 全ての数字がバラバラで減少していくもののみを調べました。
  • 元の数字が5,6桁くらいのものが使いやすいでしょうか。

2桁遷移型

まずは以下を見てみましょう。見やすいように2桁ずつ空白が入っています。

99-88 66 44 33 27 21 35 69 49 47 38 58 66 81 10 77 65 84 41 22 42 17 87 22 89 75 86 56 13 75 41 38 64 43 26 52 16 68 55 23 34 98 54 87 27 87 68 52 26 16 83 28 77 51 21 16 82 43 14 58 52 43 18 73 88 66 64 57 17 35 46 81 77 72 31 92 ……(4)-KKQQTTJJ

これは、99とKKQQTTJJで挟まれた真ん中の部分から、任意に連続する2桁の塊を4つ取って、改めて99とKKQQTTJJで挟めば素数になるというものです。

(例)27 21 35 69→9927213569KKQQTTJJが素数

元々は、2桁ずつずらしていっても素数になるような数字列を調べ、円周率を覚えるときのように*5長い数字列を覚えることで同じ桁数の素数を大量に覚えてみよう、という試みでした。このようにしてできた素数を自分は2桁遷移素数と呼んでいます。*6

この2桁遷移素数が超多枚数にも応用できそうということで、ある程度の大きさを保つようにして作ったのが上記の数字列です。多くの素数を一度で覚えられるのが利点ですが、なかなか使いにくいというのが現状です。

桁数や最初と最後に固定する数など、かなりの自由度があるので、ぜひお気に入りの遷移素数を見つけてみてください!

二刀流型

初手11枚時などに行われる二刀流よりも効力は弱いですが、多枚数を使った二刀流のようなものを考えました。まずは素数を紹介します。最近考えたので実はまだ3つしかありません。

87645231

98571324

98615742

この3つの末尾にKKQQTTJJまたはQQTTJ(ここ重要)をつけたものが素数になります。使い方を例を用いて説明します。

(例)以下のようなとき、

まず98Jを出して、

相手が返さなかった場合98571324KKQQTTJJをそのまま出し、なんらかの3枚出しが返ってきたらKKJを出して切った後に98571324QQTTJを出します。いずれの場合も相手が多枚数に返さなければ、57からの1613で上がることができます。まとめると、

  1. 98J→98571324KKQQTTJJ→57→1613
  2. 98J→KKJ→98571324QQTTJ→57→1613

の二通りの組み切りになっています。

良い点には、ある程度偏っていない手札なら組みやすいことが挙げられます。ただ、使える手札が今のところ限られていて、KKQや多枚数に返される可能性を考えなければいけないのが難しい点です。

まとめ

KKQQTTJJで終わる多枚数というテーマで今年調べたいくつかの素数を紹介しました。素数探索の指針の参考にしていただければ嬉しいです(特に多枚・超多枚!)。

明日はさしみさんの記事です!7枚出しは奥が深いですが、どんな内容なのでしょうか?

 

 

おまけ

さしみさんが先日、次のような企画?のツイート*7をしていました。

https://twitter.com/irotirihs/status/1730447475000148224

これをみた私は、自分は6日に記事を登録していて、6枚出しはよく使っている!今からでも6枚出しの記事を書いて、この記事はまた別の日が空いていたら登録しようかなー、などと考えていたのですが……肝心の6枚出しの記事が5日になっても書き終わりません。3TKさんの記事もあがったことだし、明日は大人しく予定通りの記事を出そう、でもせっかく書いた6枚出しの記事、明日出さないのはもったい無い……

そうだ、この記事のおまけにしよう!

そんなわけで、この記事はおまけつき、欲張りセットです!以下のリンクから6枚出しの記事に飛べますので、ぜひ見ていってくださいね〜

6枚出しいろいろ

 

*1:dilshというハンドルネームを使う時の方が多いです

*2:超多枚・多枚の区別は以前として曖昧で、超多枚は20枚以上とか18枚以上とかありますが、その場の範囲で決まることが多いです。多分あまり意識する必要はないのでこの記事でもあまり区別しません

*3:鼎猫さんの予言通り、あまり流行らなかったわけです

*4:名称は鼎猫さんのCD(カウントダウン)素数を参考にしてます

*5:小学生ぐらいの頃にみんなやりませんか?

*6:何故2桁かというと、n桁の数が素数になる確率は大体1/nlog10なので、25桁ぐらいでも2桁付け足してほぼ確実に素数にできるからです。1桁付け足すだけだとあまり素数になりません。

*7:ポスト?